読書「何食べよう」原田マハ

原田マハさんが小説や取材時に滞在した時に出会った美味しいご飯や、友人と食べ旅行で出会った美味しいものたちのエッセイ集。

旅に出ると、せっかくだからチェーン店ではなく、地元の店で地の美味しい物を食べてみたいと思うのだけど、何の前情報もなしに美味しい物に出会うのは、砂漠でコンタクトレンズを見つけるくらい困難。

今までにそんな経験を沢山してきたけど、やっぱり美味しい物を探して食べに行ってしまいたくなる、そんなエッセイ集。

楽園のカンバスやアノニムなど国際的な絵画がテーマの作品が多いので、やはり食の舞台もパリや香港など海外が多い。

パリに行ったこともあるけれど、結局どこで何を食べていいのか分からず、とりあえずルーブル美術館の近くの店で食べた覚えしかない。

ただの観光客としてではなく、長期滞在している人の視点で書かれたレポートは美味しそうで、さらに毎回のように絵画の知識少しだけ込められているのも楽しい。

そして、それ以外にも友人と女子食べ物旅行に出かけているのだが、こっちは本当に食べるのが好きなんだな、というのが伝わってくる。

ああ、実際に食べた味だけじゃなく、その店に至る経緯や風景情報まであるとのが、一家に親近感が湧く理由なのかもしれない。

このエッセイの中に、1店舗だけ知っているお店が出てきた。ああ、その店、知ってる。美味しいよね〜、と一瞬だけでも共感した気持ちになれるのも、またこういう食エッセイを読む楽しみなのである。

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