読書「シュードッグ」フィル・ナイト

初めてナイキの靴を買ったのは、中学生の時にバスケットボール部だったとき。ナイキのロゴマークとエアシステムが格好良くて買った。

高校生でテニスをしたときは、アンドレ・アガシが若手で台頭し始めた頃で、実力もさることながら上から下までナイキで固めたファッションが大流行して、試合会場になんちゃってアガシがたくさんいたものです。

エアジョーダンやエアマックスが大人気でプレミアがつき、エアマックス狩りなんて言葉があったのも懐かしい。

本書はそんなナイキ創業からある程度の地位を築くまでの物語。創業者であるフィリップ・ナイトによる自伝。

元々は日本のオニツカタイガーの仕入れ販売から始まり、自社ブランドを作るときには日商岩井とパートナーシップを組んだり、と日本と大きな繋がりがあったことに驚く。

オニツカタイガーとの悲しい別れについては、当事者間で果たして何があったのか、双方からの話をじっくり聞かないと分からないけれど、それがなければナイキは生まれていないのだから不思議なものである。

巨人アディダスに立ち向かい、毎月のように資金繰りに困りながら、それでも靴が大好きで靴のこと以外どうでもいい「シュードッグ」。

ナイキは技術よりもマーケティングや広告宣伝が上手な会社というイメージが強い。スタイリッシュな映像や写真、スマートに訴えかけるコピー、そして、有名選手に使ってもらうことによる宣伝効果。

有名選手が使っているものが、必ずしも一般スポーツプレーヤーにも適している訳ではないけれど、やはり気になってしまうものである。

と思っていたところに、大迫傑選手がマラソン日本記録を更新した。ナイキ・オレゴンプロジェクトに参加して、ナイキの靴を履いて世界クラスのトレーニングと実績を出して行く。

こうなると、単に広告だけの会社じゃなくて、やっぱり技術の会社なのかな、と考え直したくなる。

ベアフットラン用のナイキフリーは足を鍛えるのに最適な靴で、この靴で久し振りに履いたナイキの靴に衝撃を受けた。

https://sub4runner.com/review-shoes-nikefreerun2018/

となると、マラソンのレース用の靴もナイキの靴を買ってみようかな。

と、フィル・ナイトの熱い魂のこもった自伝を読むと、そんなことも思ってしまうのでした。

今の時代に同じようなビジネスモデルを立ち上げることはできないだろうけど、起業するときの熱い魂のようなものは実感できる。マーケティングや宣伝も大切だけど、そこには技術があることが前提だよね。

と思いつつ、今シーズンのマラソンシューズをどうしようか悩んでいるのであった。

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