読書「はじめての人のための3000円投資生活」

「はじめての人のための3000円投資生活」は4000人が資産形成に成功したという、家計再生コンサルタント横山光昭さんの著書。

3000円の投資でどうやって資産を形成するのか、その基本的な方法論が書かれていました。役に立つ考え方や助言がたくさんあります。

個人的に重要だと感じて3ステップをまとめ。

・毎月3000円節約する
・ネット証券口座を作る
・eMAXIS8資産バランス投信を買う
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1.毎月3000円節約する

一日100円を節約すると毎月3000円を捻出できる。そういう金額設定が絶妙と言うか、これだったら自分でもできるんじゃないかと錯覚するというか、やってみようかなという感じにさせてくれます。

ラテマネーという言葉があるように、普段の生活の中で普通に習慣化してしまっているけど、大して重要でも必要でもない出費を削ることで十分に確保できそうなのです。

自分ではこれが何に当たるか、と言われると何だかんだで言い訳しながら買ってしまうビールなどのお酒、そして、突発的に食べてしまうラーメン。

でも、あらゆる出費を節約してしまうと人生の楽しみが失われてしまう気もするので、メリハリを付けて使うところと節約するところを区別して、月3000円でもいいから投資に回す気持ちが大切なんだろうと。

2.ネット証券の口座を作る

節約して投資用に確保した3000円をどうするか、生活防衛資金として少なくとも普段の月額消費の半年分は現金で持つべきだし、今後3年から5年以内に使う目的が明確になっているお金も定期預金が国債などの低リスク資産として保有する。

残ったお金が投資用資金なのだが、投入先はネット証券会社を利用する。預金口座を持っている銀行や、店頭型の証券会社では投資信託購入時や保有手数料が高めに設定されている。ネット証券会社では人件費が安くなっている分、手数料も安く設定されている。

具体的には、SBI証券や楽天証券が良さそう。

購入する投資信託が決まっているので、あえて店頭型の銀行や証券会社で口座を作る必要性ない。ネット証券会社の口座を作るべきなのである。

毎月3000円は自動で積立購入設定して強制的に購入してもよいし、資金に余裕がある月だけ購入してもよい。

3.投資信託を買う

投資信託にはアクティブ投信とパッシブ投信があるが、長期投資において重要なのは手数料なのでインデックス投信一択。そもそもアクティブ投信でベンチマークである日経平均株価やTOPIXに勝ち続けている投信がないので、インデックス投信のほうがいい。

インデックス投信の中でも何に投資するのか、というと考え方はいくつかあるものの、株式だけでは暴落時に対処しきれなくなるので、株式、債権、REITなど複数のインデックス投信を組み合わせたバランスファンドとして、

eMAXIS8資産バランス投信

がオススメ。

まずはこの投信に投資して1000万円まで資産を作り、そこから他の投信あるいはETFを購入する。対象はもちろん、インデックスである。具体的には、

・日経225またはTOPIXインデックス投信
・先進国株式(MSCI-KOKUSAI)インデックス投信

に資産を割り振っていく。

この他、制度としてNISA(つみたてNISA)やiDecoなどお得な税制を利用しての資産形成術も紹介されているので自分にあった優遇制度は積極的に活用していくのが良さそう。

まとめ

単純に毎月3000円貯めていくと、年間36,000円。20年間で720,000円しか貯まらないように思えるけれど、ここに複利効果が加わることで、その資産総額は単に貯金するよりも増える計算になる。

実際には毎月3000円だけの投資で1000万円の資産を作るのは難しく、毎月の投資額を増やすために収入を増やすか支出を減らすかが必要になるはず。

昔なら残業をたくさんして残業代を投資に回す、という発想ができたのだろうけど、最近は「働き方改革」の名のもとで生産性は向上していないのに労働時間だけ短縮しているので、実際には節約の工夫をして投資用資金を確保するのが現実的なのでしょう。

理屈はとても簡単。でもどうやって毎月の投資資金を確保するのか、まずはそこから始めなきゃならない。毎月赤字でボーナスで黒字化している家計をなんとかするところから、である…先は長い。