読書 1億円貯まったので会社を辞めました(坂口一真)

読書(社会その他)

会社を辞めるにはいくら貯金があればいい?会社を辞めたい。そう思ったことは数知れず。でも先立つ物は金である。お金が貯まったので会社を辞める。なんて素敵な響きなのでしょうか。

なんとなく1億円というのは一つの区切りなのでしょうか。

高卒ながら1億円貯めて会社を辞めるまでに実施した節約テクニックや考え方が紹介されています。

 

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無理せず貯めるというコンセプト

そのコンセプトは「無理せず楽に貯める」で、細かく家計簿をつけたり、1円単位での無理な節約ではないところが共感できます。

いかにして日常生活をお金を使わず考え方を変えることで楽しく過ごせるか、実は貯蓄の基本はここにあるのではないかと思えます。

蛇口を止める、冷蔵庫の開け閉めを少なくする、テレビを見ないときは電源コードから抜く、などなど1円単位での涙ぐましい節約術はたくさんありますが、節約を目的にやっていると少しずつ精神が疲弊していきます。

著者はただケチケチ遊んでいるのかというとそんなこともなく、毎年一週間は海外旅行を楽しんでいたりします。

その海外旅行でも、早めに航空券を買い、物価の安いアジア諸国に出掛け、ホテルは現地に着いてから値切って泊まる、日がなビーチでビールを飲みながら読書して、食事は現地のレストランで食べる、という何とも旅行を満喫している感じです。

でも、物価自体が日本より安いから長期滞在しても日本にいるよりお金を使わないのです。むしろ長期滞在した方が節約になるという考え方なのです。

この辺りは、言われてみるとその通りだけど、なかなか実行するのは難しいな、という感じです。いつかやってみたいですが。

このような楽しんで貯めるためのテクニックがたくさん紹介されているので、参考になってすぐに実践できるものもありそうです。

 

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この本を読むときの注意点

ただ、この本を読むときに割り引いて考えるべき著者の背景があります。

  • 1億円は早期退職制度を利用した退職金込みである
  • 薄給と書いているが手取り670万で額面900万近い高収入
  • 共働き子なしで奥様は仕事辞めてない

特に収入部分については、どこまで事実を書いているかも不明ですが、本書の中でも収入と所得を使い分けて書いています。世の中のサラリーマン平均は年収で書き、自分の収入は手取りで書く。何らかのミスなのか故意なのか分かりませんが、お金の話を書いているのに平等な書き方をしてない時点で信用性が下がります。

それだけの収入があって、共働き子なしなら無理せず生活してれば数千万円貯金があるのは不思議ではないでしょう。

会社もかなり福利厚生の扱いがよい大手企業であることが伺えます。

なので決して特別な人なのではなく、バブル時代を経験している年上世代は羨ましいという世代間格差の現実を目の当たりにして胸焼けしました。

自分は仕事でかなりのコストカットを実現したのに出世も賃金も上がってない、とボヤいてましたが、そんなの知らんがな、としか言いようがない。出世する社員はもっと成果を出していたり、マネージメント能力が優れているのでしょう。

が、金銭感覚とか時代背景が少し違うものの、株やFXなどの投資ではなく、楽しく無理せず貯めよう、というコンセプトは悪くない。ようは考え方次第。お金を使うこと自体を楽しみにするのではなく、どう使うのか、このことを考えながら楽しむことが大切なのだという点のみ共感。

最後に、各テクニックの終わりに川柳が出ているのですが、これはツマラナイ…よく編集者がOK出したものである。

 

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