読書 神様のカルテ0ゼロ 夏川草介

読書(小説)


ドラマ化された大ヒット小説、「神様のカルテ」シリーズの舞台が完成するまでの前日譚。

主人公の栗原一止は学生から研修医になり、病院は24時間365日営業を始め、山岳写真家の榛名は雪山で撮影している。

本編「神様のカルテ」シリーズに出てくるキャラクターや病院の背景情報を知ることができて、今までの行動や台詞の意味が分かってくるのです。

ここに出てくる人たちは、悪意がなく、自分に出てくることを少しだけでも確実にやって前に進んで行く。そんな姿が微笑ましく羨ましい。

題名の「神様のカルテ」の意味も明かされる。意訳すると「人の人生のカルテは決まっているのである。それは、あたかも神様が書いたカルテのように」。

これは運命と割り切ることも必要だと言いたかったのではないかと思う。そして、人の生き死にを医者がコントロールすることなんてできない、という手塚治虫が「ブラック・ジャック」の中で告げた言葉と同じなのではないだろうか。

人は何のために生き、何のために死んで行くのか。

そんなことを考えてしまうと深みにはまって行きそうだが、何があるのか分からないけど一歩ずつ少しずつ前に進んでいくことでしか見えない景色があるのであれば、生きるという意思を持って歩き続けてみよう、そんなことを考え直すきっかけになる一冊でした。

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先日、松本に出張したとき、ここが舞台なのだと思い出し、ぐるっと周囲を眺めてみても『24時間365日営業』の病院を見つけることはできませんでした。そりゃそうだ。

でも、松本市内から見える山々は本当に美しく、この地に住み続ける人の気持ちが少し分かった気がした。

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