読書:世界のエリートがやっている最高の休息法〜瞑想で脳を休ませてコンディションを整える

読書(ビジネス書)

最近本のタイトルで見ることが多くなった「世界のエリートが〜」や「最高の○○」の一つですね。

これだけ多くの本場出版され、似たテーマが多い中、手に取ってもらえなければ売れるはずもない。出版社も生き残りに大変なのですね。

さて、本書はイェール大学を卒業した精神科医が、脳を休めることで集中力を発揮し人生を幸せにできるのか、その手法を解説した一冊です。

最近流行の「マインドフルネス」や「瞑想」といった類のもので、会社として取り組むGoogleや企業経営者の間で使われている考え方を紹介しよういうもの。

イェール大学で脳科学を研究する日本人女子大生が、自分の人生を形作った父親との対立、自分自身の研究、伯父が営むベーグル店での手伝い、などの逃げたしたくなるような人生を、マインドフルネスの師に教えを請いながら身に付けていきます。

物語形式になっているので、単に理論だけを並べなれるよりも理解しやすくなっていて、すっと読めるのが特長的です。

 

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脳は何もしなくても疲れていく

脳の消費エネルギーの60〜80%はデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という、起動してアイドリングしている状態で使われているとのこと。

ただ生きているだけでエネルギーを消費するほど、普段から高速で物事を処理していることの証なのでしょう。仕事や考えごとをしなくても、単に起きているだけで脳は疲れていってしまう。

たしかに、目や耳から大量の情報が入り、それらの情報を無意識下で高速に処理しているのだから、普通に生活しているだけで脳が疲れていくのは言われてみればごもっとも。

たとえば、いま、この文章を打っていても、脳がこの文章だけに集中しているわけではなく、実際には頭で少し違うことを考えたり、視界に入ってくる別のものに意識が飛んだりするのだから、脳の処理量は本当にすごいことになっていことが伺いしれます。

何もしていないのに疲れている。その正体は、そもそも起きているだけで脳は疲れてしまう、という根本的なところにあるのでしょう。

 

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いま、目の前にある瞬間のみに意識を注ぐ

脳が色々なことに意識が行ってしまって疲れてしまうのであれば、その意識の向かい方をコントロールできれば、もっと集中力を高めて脳に無駄な働きをさせなくてすむのではないか。

目の前にあることだけに集中」して、過去も未来も考えないことが大切であると説く。過去は考えても変えられない、まだ起こっていない未来を想像しても疲れてしまうだけ、だから、いまこの瞬間だけに意識を集中することが大切なのである。

たとえば食事。食材をじっくり見て、口に運び、その触感や味をじっくり感じる。あくまで「食べる」という行為にのみ意識を集中させる。テレビ、新聞やスマホを見ながらの食事は論外で、あくまで目の前の行為にのみ注意することが大切なのである。

 

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瞑想そして他人への感謝

マインドフルネスといえば瞑想。日本で言うと座禅。

リラックスして、呼吸に意識を集中する。すると脳はいろいろなことを考えては頭に思い浮かんでくるが、そこにとらわれないようにする。「ああ、自分はこんなことを考えているのか」と一歩引いた感じで自分を見るようにする。

瞑想することで自分自身を客観的に捉えることができたら、他人に対しても感謝することができるようになる。他人に感謝できるようになれば、怒りに我を忘れたりするこもなく、人間関係を上手に回せていけるかもしれないのである。

 

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東洋医学と西洋科学の融合なのか

lograstudio / Pixabay

 

マインドフルネスと横文字になっているが、もともとはインドヨガの瞑想や日本の座禅がベースになっていることは言わずもがな。なんか横文字にされると痒いというか意味が変わってしまいそうになる。

日本では座禅を組んで心を空っぽにしたり、精神を集中させる、という行為は宗教行事や武道の世界では今でもずっと続いているといいます。ただ、その効果はイメージ的なものが強かったのですが西洋科学の観点から立証されつつあるのが、現在のマインドフルネスブームの背景にあるのでしょう。

最近ではリーダーシップ研修のようなものに行っても、マインドフルネスや瞑想の話が出ることもあり、ある意味でちょっと宗教がかっていて怖いような気もしますが、そのあたりはこれから揺り戻しがくるのでしょう。

ここ最近、このような分野が注目され始めているのは、日本だけでなく世界各国で心が疲れる状態になっていることの裏返しなのでしょう。もっとゆったりと他人を傷付けずに生きていければいいのに。と思うのです。なんだか資本主義の限界を感じる瞬間でもあります。

脳は習慣化されることで、その能力を高く発揮するといいます。

瞑想も1回やって効果の有無を判断するのではなく、少なくとも一週間や一ヶ月、毎日同じタイミング(寝起きの30分とか)にやることが必要なのでしょう。

こればっかりはやってみないと分からない。やっている人にしか分からない世界が待っているのです。

我々は何に追いかけられて、何に疲れているのか。そしてどこに向かっているのか。仕事のためにではなく、自分自身のために、内なる自分と相談する旅に出かけることで解決できるのかもしれません。

さて、ゆっくり自分自身に向かい合う時間を1日5分でいいから確保していきたいですね。

 

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