読書「ハイスペック女子の憂鬱(矢島新子)」で女性の敵は女性なのだと改めて認識した話

読書(社会その他)
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高学歴、高収入、高ルックスの彼女たちにどんなストレスが襲いかかっているのか。

産業医であり自身もハイスペック女子である著者が見てきたハイスペック女子が抱える心の闇を紹介している、という見出し。

当たり前だけど男子と女子は肉体が違うのであり、女子ならではの大変さは少し理解できた気がするが、最終的には

女子の敵は女子

という結論に達しました。

 

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ハイスペック女子とは

そもそもハイスペック女子とはどのような人なのか、その定義は実はあいまい。本書の冒頭部でも、

「ハイスペック」かどうかは「周囲がそう思うか」どうかで一定の客観基準がないのが現実でしょう

えー(´д`)

いきなり定義を放棄しちゃったよ…

だけど、一般的には

高学歴(有名ブランド大学出身)、高キャリアで、おまけに美人

とのこと。

 

高学歴の範囲は広い

ここでいう有名ブランド大学は首都圏であれば東大、一橋、東工大、慶應、早稲田、上智、ICU

男だと国公立だけに絞るか、私立でも早慶の上位学部じゃないと高学歴扱いされないのに幅が広いものです。

これが関西だと、京大、阪大、神大、関関同立辺りでもハイスペック扱いに。

「周囲がそう思うかどうか」という相対評価なので仕方なし。ただ違和感あり。

 

高キャリアの位置付けが微妙

エクセレントカンパニー勤務や外資系

と括られていますが、エクセレントカンパニーの定義がないので内資だと日経225形成銘柄辺りでしょうか。

また、外資系金融機関や一部外資系メーカー(IBM、P&G、ファイザーなど)辺りでしょう。「外資系」で一言でくくられているのが気になるところ。

あとはキャリア官僚、医師、弁護士、公認会計士などの士業でしょうか。

高学歴の人は必然的に高キャリアになる確率が高いので、ほぼイコールな関係になりそう。

 

美人は最も相対的

芸能人やモデル事務所に所属していたという実績などの基準がなければ、美人という評価が最も相対的。

合コンで女子の言う「かわいい」や「美人」がアテにならないことは男子なら一度ならずとも経験があるはず。

なので、「その組織におけるハイスペック女子」というものが相対的に存在するのかも。

さて、このハイスペック女子、どんな悩みがあるのでしょうか。

外から見ると、天は二物を与えるのだな〜、きっと人生ゆるゲーなんだろうな、と思えてしまうのだが。

 

他人との比較やマウンティングで生きる女子の世界

様々なシチュエーションから過食症やパニック障害になった人が紹介されているが、おおむねまとめてみると、

・職場で一般職やオバサマ達の目や噂話が気になって孤立感ストレス

・姑に家事を手抜きだとか働いてて子どもが可哀想と言われるストレス

・私立幼稚園でのママ友との関係確立や旦那との関係性悪化ストレス

え…

男性視点だと、そんなことでストレス感じて悩んでるの?

と言いたくなるものも含まれている。

職場で仲良しゴッコする必要は皆無だし、姑になに言われても無視するかそもそも同居しなきゃいいし、受験なんて分相応な幼稚園行けばいいだけだし。

こうコメントすると「男は分かってない」と言われてしまうのでしょう。

企業や社会が、仕事と育児を両立したい女性に優しくないのは大きな問題であろう。おそらく、いま、社会は転換点を迎えている。

しかし、その制度面以外にも彼女たちに立ちはだかっているのは、明らかに他人と比較し、関係性を重視し、マウンティングしたがる女性の性格的な問題があるように思えてしまう。

なぜそこまで他人と比べ、他人との位置付けを気にして生きていかなければならないのか

正直、そこが理解できない。

それが女子だから、と言われるとそれまでなのだが。もっと気楽に生きればいいのに。

 

足るを知る生き方をしない女子

幼稚園受験をやろうと専業主婦になり、高額な授業料を払いながらママ友達と付き合ってランチや買物に金を使った結果、旦那と価値観が合わずに離婚したケースも紹介されていた。

なぜ、そんな私立幼稚園受験など、自分の生活レベルと違う世界に飛び込もうとするのか。

お受験で小学校から超名門に入る家庭は、ちょっと高収入のサラリーマン家庭が脚を突っ込んでよい世界ではない。

もう何代も続けてその幼稚園に入り続け、働かなくてもよいレベルの金持ちが入るところなのである。

おそらく、自分が努力でハイスペックを勝ち取ったので知らないのだろう。

自分ができないハズはない、と。しかし、自分が見てきた世界がすべてではないのだ。

「足るを知る」

とても大切なことである。

 

 

いったい誰と戦っているのか

ハイスペック女子たちは、いったい誰と何と戦っているのだろうか。

もちろん、日本の社会制度が働く女性たちに優しくない状態にあるのは間違いないだろう。

海外出張で顧客に会うときは、男女比率が本当に半々くらいで、働きながら育児している人も多い。

わたしが勤める会社でも女性管理職、同僚、部下も増えて来ているが、どう対応していくのが良いのか、会社側にも戸惑いがあることを感じる。

男子は女子を同等に扱おうとしている。もちろん、肉体的な差をどう理解して埋めるかなど、大きな問題は残っている。

しかし、ハイスペック女子を敵視し、足を引っ張っているのは女性であろう。

まずは、この点を解消しないとハイスペック女子の憂鬱は解消されないだろう。

そして、もっと気楽に周囲を気にせず生きて行けばいい。自分の人生は自分のものなのだから。

がんばれ、ハイスペック女子。

 

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