中国の免税店で出会った自分の襟を正そうと思った話

雑記
Silentpilot / Pixabay

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中国出張での仕事も無事に終わり、浦東国際空港のある免税店で買物中に出会った話。

女性向けアクセサリーを中心に販売しているショップに行くと、アジア系の男性が英語で店員とやり取りしていた。

大声で叫ぶように綺麗ではない発音で店員に威嚇するように話しかけ、展示品を取り出しては店員に試着させたり、あげくの果てには在庫がなくて展示品の販売になると知ると「ディスカウント!」と叫びながら店員が持つ電卓を奪い取って価格を叩く。

店員がノーと言ってもしつこく繰り返す。値引きについては最終的に店側が折れたみたいである。

面倒臭い人がいるもんだ、と思いながら頼まれていた目当ての物も見つかり、とっとと会計を済まそうとしたとき、件の人が一歩先にレジへ。

仕方ない、会計を待つか、と思っていると店員がレジを打った後にも係わらず、この商品も見せろ、ということを2度も繰り返すので会計が進まない。

こちらは待ちぼうけ。店員にごめんね、と謝られながら、まあ、仕方ないかと待つことに。

それから結局10分後に例の客が会計を終えたのだが、そのとき店員に向かって「You should study English !」と汚い発音で罵った。

さすがに日本人だと恥ずかしいので言い返してやろうかと思ったら、手元のパスポートはお隣の国だった。あ、なるほど。関わると面倒だ。放っておこう…

確かに決して店員の英語は流暢ではなかったけど、最低限の会話は出来ていたし、実際に買物には困らなかった。

その客が去った後、店員と大変だね、という話をしていたのだが、実は彼女たちは全員綺麗な日本語を話すことができた。店としては日本語を話せるスタッフが大切だと考えているのであろう。中国が誰を大切にしているのか、この点だけを見ても分かるものである。

そう言えば、中国から韓国への観光客が激減してるとニュースでも見た。そういう、なんか自分の立場を勘違いした発言が多いから嫌われるんだろうな、と。そしてそのことに気付いてないのが痛々しい。

いまの日本の立場は先人たちが時間をかけて作り上げてきたものであり、そのお陰で私たちの世代は海外で楽をさせてもらっている。日本のパスポートの強さは海外旅行でイヤというほど思い知らされる。

人の振り見て我が振り直せ、他山の石。あのような物言いは他人が見ていても不快であり、言われた当人はもっと不快であろう。後世のために、少なくとも自分が失礼なことをしないようにする、そんなことを心掛けようと改めて思ったのでした。