読書「メモの魔力(前田裕二)」メモで自分自身を知ることが最大の武器

メモを書く。とにかくメモを書く。そのメモから自分自身を深堀りして、自分が本当にやりたいことを知ることが最終的に人生を達成する近道になる、と説く。

単純になんでも書きなぐればよいのではなく、事実を捉えたら、その内容を抽象化し、さらに転用することが重要であり、その手順やノウハウが提示される。

事実を捉えることと、その事実から感じたこと、そして、それは「なぜ」なのか。そこに自分自身の気持ちが隠れている。

ただ、それを言語化するのは難しい。

その気持ちや感覚をどう言葉として表現すると相手に伝わるのだろうか。「すごいと思った。」ではなにがどう「すごい」のか伝わらない。「ヤバい、超ヤバい」を連発してもサッパリ周囲には理解してもらえない。

自分自身の中でなんとなく感じる部分を表現するのは難しい。となると、どう表現してよいのか語彙力を身につける必要が出てくる。

ここが一番の悩みどころであり成長できる部分なのかもしれない。感情表現を身につけるなら小説を読むのがいいのだろう。たくさん小説を読むということは、他人の人生を文書でなぞって疑似体験できるとともに、様々な表現を習得できる機会になるのである。

この手の思考法は、「ファクトベース」とか「ゼロベース」とか「なぜなぜ分析」とか呼ばれていて、ビジネスの場で使われる気もするが、それを自分自身のために使い、しかも紙とペンだけでできるというシンプルな構図が珍しい。

似たような紙とペンによる自分自身の探し方としては「天才ノートの作り方」が似ているよ。共通点はいずれも手書き推奨なので、やはり手を動かすと頭も動くのかもしれない。

コミュニケーションには表情や声色といったノンバーバルコミュニケーションが大切であると言われているが、同時に遠隔地にいる人との文字による非同期コミュニケーションでビジネスが進められる可能性も高い。

とすると、いかに正確に自分の意志や意図を相手に伝えることができるか、というスキルが極めて重要になってくるはずだ。その未来に備えて、己を知り相手に伝えられるよう、日々メモをとって自分自身を探すのがよさそうである。

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