読書(小説)

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【読書】本日はお日柄もよく(原田マハ)

本日はお日柄もよく。 結婚式のスピーチでよく聞く台詞である。自分でもスピーチのときに使ったことがある常套句である。というか、これは「言わなければならない常套句なのかな」という想いすらある。でも、基本的にスピーチは苦手だ。何を話せばい...
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【読書】チーム3(堂場瞬一)

あの箱根駅伝学連選抜チームのメンバーが帰ってきた。今度は孤高のエース山城も引退し、いよいよ次代の若手ホープ日向に期待がかかる東京五輪。しかし、どうにも結果が残せない日向に対して、陸連やお節介アンカーである浦が仕掛けたのは山城を日向のコーチ...
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【読書】いけない(道尾秀介)

タイトルの「いけない」は日本語だと「~してはいけない」、英語だと「do not」で、本書内の短編はすべて「気付いてはいけない」などのタイトルが付けられていて、最後まで読むとタイトルの意味を知ることができる仕掛けとなっている。 短編3...
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【読書】希望の糸(東野圭吾)

久々の加賀恭一郎シリーズ。と言っても加賀恭一郎の出番は少なく、メインは従弟の松宮刑事。今までのシリーズでも何度も登場しては加賀に対して尊敬の念を抱く真面目で優秀な刑事。微妙なコンプレックス。そんな彼が被害者が関係する生い立ちの事件を追いな...
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【読書】「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ(辻村深月)」女性同士のマウンティングの醜さと親の愛情と

山梨の農家で女性の刺殺死体が発見された。包丁には娘の指紋がついており、銀行の監視カメラで親のキャッシュカードから現金を引き落としていることが確認された。娘は行方不明で警察が行方を追っている。 娘が母親を刺殺して逃亡中のシチュエーショ...
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【読書】「六月の雪(乃南アサ)」台湾の歴史と女性の自立と

六月に降った雪が忘れられない。 常識的に考えて、日本より南国の台湾で六月に雪が降るわけがない。でも、祖母は確かに少女時代に見たと言っている。その景色を祖母にもう一度見せるため、30を過ぎても追いかけていた声優の夢が断たれた主人公が単...
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読書「さざなみのよる(木皿泉)」人はだれかに影響を与えて生きている

主人公の女性がガンで亡くなるところから物語が始まります。残念ながら奇跡は起こらず、入院してから少しずつ衰弱して死に向かって姿が、悲しく弱弱しく描かれます。 医師や看護師から回復に向けて治療され、家族が見舞いに来る中彼女の心の声が響き...
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読書「ある男(平野啓一郎)」他人の人生を歩むことで未来は変えられるのか

主人公の弁護士である城戸は、過去に離婚調停の依頼人であった女性が離婚成立後に巻き込まれた奇妙な事件に足を突っ込む。女性が再婚した男性は、名乗っていた人物とはまったく別人であることが死後判明する。 入れ替わっていた男『X』は何...
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読書「騎士団長殺し(村上春樹)」

発売してからかなり経ちましたが、やっと「騎士団長殺し」を読了。村上春樹の作品は出れば読むけれど、発売日に買って読むほどではないので図書館でのんびり順番待ち。 「殺し」というタイトルからは村上春樹らしくない殺人ミステリかと思いきや、まったくそ...
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読書「フーガはユーガ(伊坂幸太郎)」

  表紙にサブタイトルが英語で書いてある。 「Twins Teleport Tale」意訳すると「双子の瞬間移動の物語」にでもなるだろう。そう、これは双子がある条件下で間移動して身体が入れ替わる物語。 物語は双子の片割れが、幼少期からの家庭...
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読書「銀河鉄道の父」

銀河鉄道といえば「夜」か「999」か。 999も好きだけど、やはり「銀河鉄道の夜」も外せない。 でも、なんか銀河鉄道の夜は終わり方が中途半端な気がしていた。どうしてこんな終わり方なんだろう。短編小説にしては長く、長編小説にしては短い。ジョバ...
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読書「羊と鋼の森」宮下奈都

タイトルだけでどのような話なのか想像がついた人は、きっと幼い頃から音楽の英才教育を受けてきた人ではないだろうか。 羊とは羊毛、鋼とは鋼線。 この2つから構成されるもの。それはピアノ。ピアノはフタを開けると羊毛と鋼線によって支配...
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読書「魔力の胎動(東野圭吾)」ラプラスの魔女はいかにして生まれて育ったのか

映画にもなった「ラプラスの魔女」の続編ではなく前日譚。 「ラプラスの魔女」を読んだのがかなり前の話なので、ストーリーの細かいところまで覚えていないので、何がどうつながるのか、もう一回「ラプラスの魔女」を読まないと思い出せなそうである...
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読書「カレーなる逆襲(乾ルカ)」カレーで戦争はしても結局カレーは全部美味しいのだ

北海道にある「道大」と「樽大」の学園祭におけるカレー対決に向かう樽大野球部メンバー達のカレーなる戦いの記録と物語。 不祥事を起こした結果、活動休止中の樽大野球部に依頼されたのは、道大文化祭でのカレー対決への出店。 目的も背景も...
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読書「スイート・ホーム(原田マハ)」小さく温かい阪神エリアのスイーツ屋さん物語

原田マハさんといえば、「楽園のカンヴァス」や「アノニム」といったアート系小説の第一人者で、今回もアート系小説家と思って読み始めたら全然違っていて、いい意味で期待を裏切られた作品。 スイート・ホームとは阪神エリアの小高い丘の上に建てら...
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